基本ストーリ

Tasaka Shigeki

CEO
エコトランスフォーメーションズ

2020/08/30

エコにトランスフォーメーションしましょう。

エコの定義は当初「環境に良い」、「経済的かつ、低燃費」などでしたが、環境の悪化、健康志向の価値観の広がりから「地球環境にやさしい」「公害を出さない」「体に良い」といった意味に拡大解釈されるようになってきました。今日では環境悪化は更に最悪な状況となりつつあり、「人口増大」、「地球温暖化」、「新型コロナウイルスの出現」など生存まで脅かされそうなものとなっています。世界の環境激動の時代を考えるとエコのさらなる拡大解釈が必要であると考えます。私はエコの定義を「世界の持続可能を目指すもの」、「社会の再生可能を目指すもの」、「人生の健康長寿を目指すもの」としました。

人類は現在地球上に77億人いるそうです。西暦2050年には97億人まで増えると国連は発表しています。1日あたり20万人もの純増が続いています。人口増加は地球のキャパシティーと食糧が問題となります。その影響により、貧しい地域の人たちは豊かな国へと難民化し、豊かな国は右傾化していくことも心配になります。また、CO2排出による地球温暖化は年々激しくなるばかりです。夏になると毎年決まって100年に一度という線状降水帯を伴う豪雨が日本のどこかにやってきます。晴れた日には40度にもなる猛暑と干ばつ、アメリカやオーストラリアなどでは熱波により森林火災の多発。秋になると巨大台風やハリケーンが毎週のようにやってきます。

近年になって「地球環境がおかしくなってきた」という言葉をよく聞くようになりました。誰もが我々が生活する地球環境の将来に不安に感じてきています。東京都前都知事の石原慎太郎氏はあと数十年で人類は絶滅すると言い切っています。ビッグマウスと笑い飛ばしていいのでしょうか?今のうちに本気に持続可能性を考えなければ、その真逆の意味の絶滅の可能性を論議しなければならなくなるかもしれません。もう地球はそこまで来ているのではないでしょうか? 20世紀にはいりアインシュタインによる相対性理論の発表をはじめ物理、科学は大きな進歩を遂げました。

20世紀後半に出現したコンピューター(電算機)は人工知能(AI)に発展し、まもなくシンギュラリティーと言われる人の知能を超える領域まで進化しそうです。量子コンピューターも数年後に実用に供されます。科学技術は最後の発展領域に到達する勢いです。これらの科学技術、デジタルトランスフォーメーション(DX)は人類が自然環境から与えられた英知です。この人類の英知を結集し、エコに、すなわち「世界の持続可能性に」、「社会の再生可能性に」、「人生の健康長寿に」向かって行動しなければなりません。私たちはこの動きをエコトランスフォーメーション(EX)と呼びたいと思います。 2020年8月30日